「鮨と町」づくりの達人

本『人生っちゃ、こういうものよ』著:野池 幸三

副題に『「鮨と町」づくりの達人奮闘記』と書かれて読まない訳にはいかないでしょうし、千駄木在住の自分としてお隣谷中の有名店であり、有名人である”すし乃池”のご主人が書かれた本ですから素通りはできません。

本書で書かれている大きな柱は一つ

「地域があっての鮨屋だろ」

まっとうです、まっとうすぎて拍子抜けするところですが、内容は骨太。信州生まれのご主人が国鉄、劇団員を経て鮨屋を谷中に開業するまでに至る話も波瀾万丈で面白いのですが、谷中に来てから身を粉にして谷中地域のために頑張っているのに、「何で他所から来たヤツが金にもならない事やってるんだ?裏があるんじゃないか?」と勘ぐられて陰口叩かれたエピソードなど身につまさそうな話が満載。

現在、テレビや雑誌で谷中、根津、千駄木地域が良く話題になりますが、その谷中地域を中心に祭りやイベントを企画して今の人気を作った中心人物の一人と言っても過言ではないでしょう。また、谷中の景観を守るために高層マンション計画に対してただ単に反対するのではなく、上野にある東京芸術大学の先生、生徒と協力してデベロッパーに対案!を提出し、お互い協議して高さ規制があるマンションにした等、下手な政治家顔負けの腕力と行動力に脱帽します。

町づくりに興味がある方は是非読んでみてはいかがでしょうか、町づくりって自分の町内からでも良いんじゃないか?と思いますよ。

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