簡単な地方への貢献と観光資源

先日と言っても数カ月前になってしまうのですが、高知でグラフィックデザイナーをやっておられる梅原真さんのお話を聞く機会がありました。梅原さんが手掛けたものはほぼ全てヒット。高知の何でもない栗の渋皮煮やヒノキのオイルを染み込ませたヒノキの板きれ、和紙、ミカン、カツオのタタキ等々、梅原さんがデザインを手掛けたらすぐにヒット商品になってしまうという凄腕の人物です。
お話は-1に-1を掛けてプラスにしよう、パッケージをデザインしているのではなくコミュニケーションをデザインする、4つ以上言わないなど興味深い内容だったのですが、最後Q&Aの時間になり事前に提出してあった質問が読まれました。その最初の質問が私が書いた以下の質問が読まれました。

「東京に居ながら地方に貢献できることは何でしょうか?」
梅原さんからの回答は
「地方に観光に来てください。観光という字は”光を観にくる”と書きます。地方に観光に行ってその地方の光、例えばその地方ならではの食べ物や風土を見つけに来てください。」と。
私はおおーと思うのとの同時にもっと難しい事と考えていたので、少し拍子抜けしました。まあ、そうですよねこれなら簡単に自分の”好きな”地方や店に確実にお金落とすことになるので貢献になりますよね。
また地方の人はその観光客を呼び込むために、先のエントリーのB級グルメじゃないですがアノ手コノ手を考えていると思います。観光という意味をWikipediaで見てみたらこんな記述がありました。

日本における「観光」という言葉の初出は、「観光丸」であるといわれる。昭和5年(1930年)浜口内閣の時国際観光局は創設された。「観光立国」の筆者である岸衛の進言によって創設された。名称は、鉄道大臣江木翼の意見によったと言われている。博識であった鉄道大臣江木翼が『易経』を引用した。この時期には、「大変珍しいもの」という程度で用いられていたといった見方もあるが、ツーリスト・ビューローの出版物TOURIST(1918年3月号)では、アイヌ文化を詳しく伝えて、国の光=文化の概念の普及に努めている。

私がここで強調したいのは最後の”文化の概念の普及”という部分です。冒頭の梅原さんの話の中にも-1に-1を掛けてプラスにするとありました、この-1という部分は元々その地方にあるモノ(地元の人にしてみればなんでも無い、無価値と思われていたモノ)を指しているのですが、観光資源を考える(見つける)時に文化(歴史、文脈?)を無視したモノを作ってもなかなか長続きしない、観光客の心に刺さらないですよね。
観光する側、される側もチョットでも文化を意識すると面白いかもしれませんね。しかし、観光に行ってご飯がマズイと本当にガッカリするんですよね、文化ウンヌンの前に。食い物は強いわ…。ちなみに写真は高知四万十川沿いのとある店で買った鯖寿司。お値段350円也。

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